このような症状で悩まれている方は少なくないと思います。
日常的に感じる頭痛は「一次性頭痛」と呼ばれ、痛み方によって「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」に分かれます。
このページでは、この3つに関して解説します。
※くも膜下出血や脳腫瘍など命に危険がある「二次性頭痛」の場合は、医療機関での受診が必要です。
頭が締め付けられるような痛みは、「緊張型頭痛」の特徴です。
緊張型頭痛に多い原因は、首・肩の筋肉の緊張です。
長時間のデスクワークなどでよくない姿勢が続き、血流が悪くなります。
そこに老廃物が蓄積し、神経が刺激されることで症状が現れることが多いです。
慢性的に症状が出ることもあり、数週間頭痛が続くこともあります。
首・肩の筋肉の緊張を取り除き、負担を軽減することが、緊張型頭痛の予防になります。
猫背や前かがみの姿勢が続くと、血流が悪くなり、頭痛を引き起こす可能性が高くなります。
普段から正しい姿勢を意識し、こまめにストレッチを行い、筋肉の緊張を和らげましょう。
頭が締め付けられる痛みを感じたら血流をよくするため、蒸しタオルなどで首・肩を温めてあげたり、湯舟に浸かり全身の血行をよくすることが大切です。
「ズキン、ズキン」と脈打つような痛みは、片頭痛の特徴です。
痛みのほかに吐き気や嘔吐などの症状が出たり、光や音、気圧の変化などに敏感になるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
原因は明らかになっていませんが、三叉神経というお顔の感覚を脳に伝える神経の炎症や、血管の拡張が関与されていると考えられています。
自律神経は生活習慣や食生活、ストレスなどで乱れやすくなります。
自律神経の乱れが引き起こす片頭痛を予防するには、規則正しい生活を過ごし、ストレスを発散することが大切です。
また、ポリフェノールが含まれるワインやチーズ、チョコレート、ナッツなど脂質が多い食べ物・飲み物によって、片頭痛が誘発する可能性もあるので注意してください。
痛みを感じる部分を冷やすことで血管が収縮します。片頭痛を感じたら、そのようにして、一時的に痛みを和らげることができます。
また光や音によって痛みが起こることがあるため、部屋を暗くしたり静かな場所で横になり、身体を休めてください。
「群発頭痛」は比較的稀な頭痛で、「目がえぐられるような」「キリで刺されるような」激しい痛みを感じます。
このような痛みに伴い、涙や鼻水が止まらない、目の充血といった症状も現れる場合があります。
症状が数週間から数カ月にわたり毎日同じ時間帯に起きるのが特徴で、特に夜中から明け方に発症することが多いです。
群発頭痛の原因は、自律神経をコントロールする脳の視床下部の異常や、目の奥にある内頸動脈の炎症と言われており、たばこやアルコール、不規則な生活が誘因となることも。
群発頭痛の痛みは、一般的な痛み止めを飲んでも効果がありません。
そのため、発作の原因となる行動を避けることが大切です。
お風呂に浸かると血管が拡張し、頭痛が起きたり激しさが増す場合があります。その際はシャワーで済ますようにしましょう。
また、群発頭痛の発作には体内時計の乱れが関係しているのではないかと言われています。
不規則な生活リズムを送っている方は、できるかぎり毎日同じリズムで規則正しい生活を心がけてください。
酸素吸入が効果的だと言われていますので、群発頭痛の発作が起きた際は深呼吸してください。
※発作時に少量のアルコールを摂取すると、症状が誘発されます。飲酒は控えてください。
上記のとおり、頭痛の原因には様々なものがありますが、特に多いのはデスクワーク、スマホによる不良姿勢からくる頭部・首・肩の血流不足が考えられます。
当院では整体・鍼灸施術にて、頭や首肩周囲の筋肉の動きをよくすることで、血流を改善していき、症状を緩和します。