腰痛といっても原因、症状は様々です。ぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患がある場合や日々の悪い生活習慣、デスクワークや肉体労働などの環境によって腰痛になりやすい方もいます。
腰痛の症状は前に屈むときや腰を反らす時、長時間座り続けると痛みがでたり、下肢にしびれを伴ったりなど、原因によってさまざまです。
ここでは、生活習慣が原因となる腰痛や、疾患が原因となる腰痛について、その原因や改善方法について詳しくご紹介していきます。
腰痛の原因になるものには、主に次の4つがあります。
よくない姿勢が続くと一定の筋肉にばかりストレスがかかってしまい、それが原因となって腰痛を発症するケースも見受けられます。
筋肉にストレスがかかり続けると、正しく上半身を支えることができなくなるため、一部の筋肉や骨に大きな負担がかかり、痛みとなって現れます。
またデスクワーク等で長時間座位での悪い姿勢が続くと腰に痛みを感じる場合もあります。
腰の筋肉を使いすぎることで炎症が起こり、腰痛を発症することがあります。
肉体労働をしている方やデスクワークが多い方、スポーツをする方に多くみられます。
筋肉の酷使から来る腰痛は、痛みの場所がピンポイントで分かることが特徴です。
強いストレスが腰痛の原因となることもあります。痛む部位や痛みの程度はいつも同じであるとは限らず、不安感が強くなると痛みが増すと言われています。
ストレスが腰痛を招く原因ははっきりと解明されていませんが、ストレスによって痛みを抑制する機能が正常に働かなくなるため、少しの痛みでも過剰に脳が反応してしまうことが原因ではないかと考えられています。
腰痛をそのまま放置してしまうと、痛みが繰り返されてぎっくり腰を起こす可能性があります。
発症すると数日間は激しい痛みに襲われ、日常生活に支障をきたすこともあります。
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨同士の間でクッションの役割をしている椎間板が変形し、神経を圧迫することで起こると言われています。
腰痛だけでなく、下肢にしびれを感じ、足に力が入りにくくなることもあります。
腰椎椎間関節症は、椎間関節の変形によって周囲に炎症が起こり、知覚神経が興奮することで起こる腰痛です。
腰を後ろにそらすと腰痛が現れ、お尻や太ももにも痛みを感じることが特徴です。
腰痛が起こるメカニズムは様々ですので、それぞれの原因に適した対処法を行う必要があります。
主な原因として、生活習慣からくる骨格と筋肉のバランスの崩れが考えられます。
同じ姿勢を続けたり、慣れない姿勢をとったりすると、身体のバランスが崩れてきます。崩れたバランスの周囲の筋肉には負担がかかり、筋肉が硬くなって痛みを引き起こします。
腰痛の場合、一般的にはマッサージや痛み止め、湿布などの対応がよく行われますが、表面の筋肉をもみほぐしても、原因となる骨格と筋肉のバランスを整えなければ腰痛は悪化してしまいます。
そして、腰痛をそのままにしておくと慢性的な腰痛やぎっくり腰になりやすい状態になってしまったり、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどの様々な不調から抜け出せなくなってしまうこともあります。
そうならないために、根本原因である骨盤と骨格の歪みを整えて筋肉の緊張や神経の圧迫を改善する必要があります。
長い間腰痛でお悩みの場合は、整体+鍼施術を受けてみてください。
猫背や前かがみの姿勢が長時間続くと、腰の筋肉や骨にかかる負担が大きくなり、腰痛を発症するリスクが高まります。
デスクワークが多い方は、正しい姿勢を保つことが大切です。椅子に深く腰掛け、背骨をまっすぐ伸ばすことを意識しましょう。
姿勢は無意識のうちに崩れてしまいますし、長時間座ること自体が腰にかなりの負担をかけるので、1時間に1回程度は小休憩を挟み、正しい姿勢にリセットしましょう。
ストレッチを日常に取り入れることで血行がよくなり、疲労の蓄積を防ぐ効果があります。
また腰周りの筋肉が鍛えられることで負荷に強くなり、腰痛が起こりにくい身体を目指せます。
どちらも習慣的に行うことで、最大の効果を発揮します。
ストレスが腰痛を長引かせ、なかなか改善しないこともあります。
適度に息抜きをし、ストレスをため込まないようにしましょう。
忙しくてなかなか趣味の時間を取れない方は、1日15分間ぬるめのお湯に浸かるだけでも、心身のリフレッシュにつながります。